女医さんのママの専業主婦DIARY

娘は女医さん 患者さんに信頼されるドクターになってね。

あやしてあげてねー

こんにちは。

きょうは、最近見た記事をご紹介します。

その1 ある若いママさんが、ベビーカーで幼児を連れて、夕方の混んでいる電車に乗りました。幼児も、疲れているようで、案の定ぐずったり、大声で泣いたりしています。ママも一生懸命あやしたり、おにぎりを渡したり、何とか静かになるように対応していたそうです。ところが、そばに立っている中年の男性は、その親子を睨みつけて、あからさまに「舌打ち」をしたそうです。ママはますます追い詰められ、萎縮した気持ちになってしまいます。「舌打ち」が、どんなにその母子を追い詰めているのか、気が付いていないのだと思います。

たまたまそばに立っていたご婦人が、袋に入ったパンをお渡ししたら、幼児も美味しそうにパンを食べて、少し静かになったとのこと。ママさんは、ご婦人にお礼を言っていたそうです。

その2 若いパパとママがベビーカーに赤ちゃんを乗せて、電車に乗ったら、案の定、赤ちゃんが泣き叫び始めました。そのパパとママも一生懸命なだめたり、あやしたり、おもちゃを渡したり、一生懸命対応しています。すると、そのそばにすわっていた男性の老人が、「静かにさせろ。黙らせろ。おまえたちは、親としてきちんとしつけができていない。人間失格だ。」と、杖を振り回して、怒鳴り始めたそうです。さずがに、周囲の人が仲裁に入ったそうですが、聞く耳持たず。老人が下りるまで暴言が続いたそうです。自分の怒鳴り声のほうが、よほど周囲の乗客の皆さんに迷惑をかけていることに、全然気が付いていません。

私も娘が小さいときに、公共交通機関を利用するときには、周囲にご迷惑をおかけしないか、とても緊張しました。ぐずったときのおもちゃや絵本やお菓子もいつも用意しておきました。でも、どうしても泣いたり、ぐずってしまうこともありました。母親の緊張感が、子供にも伝わるのだと思います。

こういう時に、助けてくれる人は、やはり子育て経験のある、女性のほうが、多かったように思います。

ひとつ、思い出してくださいね。舌打ちした男性も、暴言を吐いたおじいさんも、もともとは、赤ちゃんだったんですよ。お母さんが、おむつを替えてくれて、ミルクを飲ませ、離乳食を食べさせ、慈しんで育ててきた。時にはきっと、電車の中でも大泣きしたと思います。

親御さんが、苦労して、自立できる大人に育ててくれたのですよね。

ぐずった赤ちゃんを連れた親子連れにあったら、あなただったらどうしますか?

パパやママに「大変ですね。赤ちゃんは泣くのが仕事ですよ。気にしないで。」と声をかけて、赤ちゃんのことは、あやしてあげてくださいね。

きっとそこには、温かい空気が流れ、雰囲気もほっこりすると思います。

こんな対応してくれる大人が増えると、子育てもしやすい環境になりますね。